【サロン流メール配信の心得】その12:画像付きメールと文字だけメールを使いわけましょう

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第5回 写真付きメールと文字だけメールを使いわけましょう

「心得その9: 実は違って見えています、メール七変化」でもご紹介しましたが、

最近、写真を添付したり文字に色を付けたりしたHTMLメールが一般的になってきました。

お教室の雰囲気や作品を紹介するときには、

写真付きのメールを送りたくなりますよね。

画像のほうが記憶に残りやすく、

文字では伝えきれない情報を読み取ることができますので、

サロン・お教室に興味を持っていただくための、強い味方です。

ただし、だからと言って

いつでも写真付きのメールが良い、というわけではありません。

お送りされるメールの目的、読み手の方の受信端末、

コンテンツによっては、逆に写真付きであることがマイナスになる場合もあります。

今回は、メールの種類とそれぞれのメリット・デメリットを理解していただき、

用途に応じて適切な方法でメールをお送りすることができるようになれば、

と思っております。

メールの種類は3つに大別

メールの種類は、次の3種類に分類されます。

◆ テキストメール

◆ デコメール

◆ HTMLメール

◆◇◆

(1)テキストメール

テキストメールとは、いわゆる通常のメールのことで、

文字通り「テキスト=文字」のみで作成されたメールを指します。

◆◇◆

(2)デコメール®

デコメールとは、主にデコメールに対応した携帯端末間において、

メールの文字や背景に色付けしたり、絵文字を挿入することで

メールを「デコレーション」できる簡易的なHTMLメールを指します。

*「デコメール」「デコメ」「デコメ絵文字」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

◆◇◆

(3)HTMLメール

HTMLメールとは、テキストだけではなく、文字の色や大きさ、修飾、

画像を背景や文中に表示するなど、あたかもWEBページのように

「表現豊かに」作成することのできるメールを指します。

メールの種類によって、受信端末での表示の可否が変わります

『心得その9: 実は違って見えています、メール七変化』

でお伝えしました通り、

お送りするメールの種類によっては、

読者によって見え方が違う ことがあります。

正確には、メールを受信された方がご利用になっている

端末によって、装飾や画像や絵文字が表示されない場合があります。

↓ ↓ ↓

『心得その9: 実は違って見えています、メール七変化』

下記からお読みいただけます。

http://mail.chistematic.com/column/mail_column2_2

下記の表をご覧ください。

メールの種類別に、各キャリアが提供しているメールアドレス宛に送った場合の対応をまとめた表です。

(弊社マニュアルより抜粋)

上の表の通り、

テキストメールは全ての端末に対応している一方で、

デコメールやHTMLメールにつきましては、

装飾や画像、絵文字が表示できません。

これらを踏まえて、各メールの種類別のメリット・デメリットを整理してみましょう。

テキストメールのメリット・デメリット

◆◇◆

メリット

・最も高い確率で、相手の方へメールを届けることができる

・相手の受信端末に関わらず、メールを表示することができる

デメリット

・文字ばかりのため、読みにくい

・読み手の方への印象を付けにくい

・レッスンで作成する予定の写真などをメール内に挿入できない

(画像を添付することは可能です)

対策

『心得その8: 読み手に負担をかけない文面を書くコツ』

をご参照ください。

デコメール®のメリット・デメリット

◆◇◆

メリット

・相手が携帯メールアドレスであれば、比較的きれいに届けることができる

・比較的簡単に、美しいメールを作成することができる

デメリット

・iPhoneユーザのezweb, softbankメールは余り対応できていない

・送信する容量に制限があり、メールのテキスト・画像を合わせて50KB以内

対策

・HTMLを読めない方向けに、ブログやWEBページを用意して、リンクを設ける

・送り先の受信端末に応じて、テキストメールと送り分ける

HTMLメールのメリット・デメリット

メリット

・視覚的に印象付けることができる

・読みやすい

・レッスンの作品等をお見せできる

↓弊社のシステムをご利用の場合↓

・メールの開封率チェックできる

・文面に挿入したURLのクリック数を測定できる

⇒詳しくはこちらをお読みください

デメリット

・届かない確率が上がる

・受信する方がHTML形式に対応していないメールソフトをご利用の場合、

閲覧することができない

・作成に手間がかかる場合がある

・表示の乱れが起こりやすい

対策

・HTMLを読めない方向けに、ブログやWEBページを用意して、リンクを設ける

・送り先の受信端末に応じて、テキストメールと送り分ける

※弊社のメール配信システムをご利用の場合、「HTMLメール」が表示できない方には

自動的に「テキストメール」に切り替える機能がございます。

用途に応じて使い分けてください

長々と各メールのメリット・デメリットをご説明して参りました。

Microsoftでは、「ビジネスではテキスト形式でメールを作成しましょう」と推奨しており、

(引用:Microsoft「メールを送るときのマナーを覚えよう」https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/882687

私自身も『ビジネスマナーとして「テキスト形式」で送る』、と遠い昔の研修で教えられた記憶があります。

弊社としても、「サロンの想いを皆様にお届けする」ことをミッションとしておりますので、

基本的には、届く確率の最も高い

「テキストメール」で送れば間違いはない

とご推奨しております。

それでも、

やはりHTMLメールのような美しいメールは

サロネーゼの先生方にはお似合いです。

メリット・デメリットを踏まえた上で、

また、場合によってはメール配信に特化したシステムをご利用することも

お考えになって、サロンの想いを多くの方にお届けください。

余談ではございますが、

弊社システム ChistematiCシステマティーク メール配信システムをご利用いただきますと、

1.読み手の端末に応じてメールを送り分けることができる

2.HTMLメールとテキストメールを同時に送ることができる

3.HTML作成エディタがあり、HTMLメールを簡単に作成できる

4.HTMLメールの場合、開封率の確認やURLのクリック数を測定することができる

など、メール配信システムならではの利点がございます。

いかがでしたでしょうか。

当社にも、カラフルなメールを使ってみたいというご要望はよく伺います。

見られない方がいることを承知の上で、

それでもサロンの雰囲気を伝えるような美しいメールをお届けしたい場合

↓↓↓

写真付きのメール(HTMLメール、デコメール)

送るメッセージの重要度が高く

確実に伝えたい場合

↓↓↓

文字だけメール(テキストメール)

を意識して、上手に使い分けして素敵なサロンの想いを届けてください。

次回は、「心得その13:メールを送るベストなタイミング」をお届けさせていたします。

←【心得その11】 極め細やかなメールをお届けするために集める必要のある情報

【心得その13】 メールを送るベストなタイミング

サロン・お教室流 メール配信の心得

サロネーゼの先生やご自宅教室の先生に向けた

一方的な宣伝広告やダイレクトメールではなく、

「品よくエレガントに」

「綴る側も読み手側も幸せになるような」

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