第5回 メールを送るベストなタイミング メールを送ろうと思った時、ふとこんな悩みに一瞬戸惑うことはございませんか。 「この時間にお送りしてご迷惑にならないかしら」 「メールの返信は早めにした方が良いのかしら、 それとも、少し時間を置いた方がプレッシャーにならないかしら。」 あるいは、サロンやお教室のお知らせのご連絡をする際、 「できれば多くの方にきちんと目を通して読んでいただきたい」 という思いもお持ちだと思います。 メールはお相手の方の表情が見えませんので、 それだけにお相手の気持ちを推し量るあまり、 悩むことが多いのではないかと思います。 そこで、今回は統計結果を見ながら メールを送るベストなタイミングをご紹介したいと思います。 メールを送るベストなタイミングは火曜日 さて、メールを送るタイミング、 一週間のうち、何曜日が良いでしょうか。 海外の調査で面白い統計結果が発表されています。 米国で、約3億通以上ものメールを調べ、 いつ最も多く開封されたか、を調査したけっかがこちらです。 ![]() (引用元:Email Marketing; http://blog.getresponse.com/new-infographic-best-day-to-send-email-2013.html) ただし、平日であれば誤差は1%程度ですので、 土日は避けて、平日にお送りすれば読まれる可能性は高いと思います。 北米と日本で、文化的にいろいろ違う部分はあると思いますが、 全体としての傾向は変わらないようです。 ◆◇◆ では、時間帯についてはいかがでしょうか。 これは、読み手の方がどのような方かによって変わってきますが、 自宅教室、あるいはサロンの生徒の方は 「専業主婦」と仮定いたします。 以下の統計によりますと、次の3つの時間帯が最も見られやすいようです。 (引用元: TRK東京流通研究所 2011.2.15発行Market Report;http://e-gra.jp/aboutus/pdf/trk_marketreport_20110215P.pdf ) 11:00頃: 朝支度を終えての休息時間 朝は、家族の朝食やお子様のお弁当作りや洗濯物などで慌ただしく、 それらがひと段落した11時頃に、パソコンやスマートフォンに向かうことが多いようです。 そして、 14:00頃: お昼ご飯を食べた後の休息時間 こちらも家事を一通り済ませた後に、ちょっと休息を・・・とメールをチェックされたりするようです。 22:00頃: 寝る前の休息時間 夕飯の準備からお風呂上りまでは、最も家事でお忙しい時間ではないでしょうか。 それだけに、1日の仕事が終わって寝るまでの間は、ゆっくりスマートフォン等を閲覧する方が多いようです。 ただし、ビジネスマナー上、原則一般的な就労時間(9:00~18:00)の間にメールをお送りすることが望ましいため、 この時間帯に広告宣伝にあたるようなメールをお送りするのは避けた方が良いです。 特に最近はパソコン宛てのメールでもスマートフォンで受信することが増えていますので、 時間帯には配慮が必要ですね。 メールの返信は原則24時間以内 次に、いただいたメールの返信はどのタイミングですれば良いのでしょうか。 一般社団法人日本ビジネスメール協会が発表しているデータによりますと、 半数以上の方は、 【24時間以内に返信が欲しい】 と考えているようです。 (大きくする) ただし、 サロン・お教室に、家事、育児、介護など、 お忙しいと、ついメールの返信が遅れてしまうこともあるかもしれません。 その場合は、例えばホームページやブログなどに 「お返事は3営業日以内にいたします」 などの目安を明示しておくと良いですね。 メールをご指定の日時に送信予約 少し余談になりますが、 弊社のメール配信システム~ChistematiCシステマティーク メール配信~では、 ご指定の日時にメールを送信予約できる機能がございます。 このようなシステムなども 上手に活用して、ご負担を軽減していただければと思います。 いかがでしたでしょうか。 本コラムでは、メールのデザインの話や、グループ分けの仕方など メールをどう送るかという視点で解説してきました。 ただ、根底にある考えは 「 読み手の状況を思い遣る 」 姿勢で、 おもてなしのプロでいらっしゃる先生方は無意識に実践されていることが多いかと存じますが、 具体的な数値と照らし合わせて振り返ってみると、 新たな気付きがあれば、と思います。 当コラムも次回で最終回となります。 最後まで、お付合い頂ければ幸いです。 第7回 どんなメールが届くか、予めお伝えしておきましょう。 サロン・お教室流 メール配信の心得 サロネーゼの先生やご自宅教室の先生に向けた 一方的な宣伝広告やダイレクトメールではなく、 「品よくエレガントに」 そんなメールをお運びするお手伝いがしたい 『サロン流メール配信の心得』 |