第5回 写真付きメールと文字だけメールを使いわけましょう 「心得その9: 実は違って見えています、メール七変化」でもご紹介しましたが、 最近、写真を添付したり文字に色を付けたりしたHTMLメールが一般的になってきました。 お教室の雰囲気や作品を紹介するときには、 写真付きのメールを送りたくなりますよね。 画像のほうが記憶に残りやすく、 文字では伝えきれない情報を読み取ることができますので、 サロン・お教室に興味を持っていただくための、強い味方です。 ただし、だからと言って いつでも写真付きのメールが良い、というわけではありません。 お送りされるメールの目的、読み手の方の受信端末、 コンテンツによっては、逆に写真付きであることがマイナスになる場合もあります。 今回は、メールの種類とそれぞれのメリット・デメリットを理解していただき、 用途に応じて適切な方法でメールをお送りすることができるようになれば、 と思っております。 メールの種類は3つに大別 メールの種類は、次の3種類に分類されます。 ◆◇◆ (1)テキストメール テキストメールとは、いわゆる通常のメールのことで、 文字通り「テキスト=文字」のみで作成されたメールを指します。 ◆◇◆ (2)デコメール® デコメールとは、主にデコメールに対応した携帯端末間において、 メールの文字や背景に色付けしたり、絵文字を挿入することで メールを「デコレーション」できる簡易的なHTMLメールを指します。 *「デコメール」「デコメ」「デコメ絵文字」は株式会社NTTドコモの登録商標です。 ![]() ◆◇◆ (3)HTMLメール HTMLメールとは、テキストだけではなく、文字の色や大きさ、修飾、 画像を背景や文中に表示するなど、あたかもWEBページのように 「表現豊かに」作成することのできるメールを指します。 メールの種類によって、受信端末での表示の可否が変わります でお伝えしました通り、 お送りするメールの種類によっては、 読者によって見え方が違う ことがあります。 正確には、メールを受信された方がご利用になっている 端末によって、装飾や画像や絵文字が表示されない場合があります。 ↓ ↓ ↓ 下記からお読みいただけます。 下記の表をご覧ください。 メールの種類別に、各キャリアが提供しているメールアドレス宛に送った場合の対応をまとめた表です。 ![]() (弊社マニュアルより抜粋) 上の表の通り、 テキストメールは全ての端末に対応している一方で、 デコメールやHTMLメールにつきましては、 装飾や画像、絵文字が表示できません。 これらを踏まえて、各メールの種類別のメリット・デメリットを整理してみましょう。 デメリット ・文字ばかりのため、読みにくい ・読み手の方への印象を付けにくい ・レッスンで作成する予定の写真などをメール内に挿入できない (画像を添付することは可能です) 対策 をご参照ください。 デコメール®のメリット・デメリット ![]() ◆◇◆ メリット ・相手が携帯メールアドレスであれば、比較的きれいに届けることができる ・比較的簡単に、美しいメールを作成することができる デメリット ・iPhoneユーザのezweb, softbankメールは余り対応できていない ・送信する容量に制限があり、メールのテキスト・画像を合わせて50KB以内 対策 ・HTMLを読めない方向けに、ブログやWEBページを用意して、リンクを設ける ・送り先の受信端末に応じて、テキストメールと送り分ける HTMLメールのメリット・デメリット メリット ・視覚的に印象付けることができる ・読みやすい ・レッスンの作品等をお見せできる ↓弊社のシステムをご利用の場合↓ ・メールの開封率チェックできる ・文面に挿入したURLのクリック数を測定できる デメリット ・届かない確率が上がる ・受信する方がHTML形式に対応していないメールソフトをご利用の場合、 閲覧することができない ・作成に手間がかかる場合がある ・表示の乱れが起こりやすい 対策 ・HTMLを読めない方向けに、ブログやWEBページを用意して、リンクを設ける ・送り先の受信端末に応じて、テキストメールと送り分ける ※弊社のメール配信システムをご利用の場合、「HTMLメール」が表示できない方には 自動的に「テキストメール」に切り替える機能がございます。 用途に応じて使い分けてください 長々と各メールのメリット・デメリットをご説明して参りました。 Microsoftでは、「ビジネスではテキスト形式でメールを作成しましょう」と推奨しており、 私自身も『ビジネスマナーとして「テキスト形式」で送る』、と遠い昔の研修で教えられた記憶があります。 弊社としても、「サロンの想いを皆様にお届けする」ことをミッションとしておりますので、 基本的には、届く確率の最も高い 「テキストメール」で送れば間違いはない とご推奨しております。 それでも、 やはりHTMLメールのような美しいメールは サロネーゼの先生方にはお似合いです。 メリット・デメリットを踏まえた上で、 また、場合によってはメール配信に特化したシステムをご利用することも お考えになって、サロンの想いを多くの方にお届けください。 余談ではございますが、 弊社システム ChistematiCシステマティーク メール配信システムをご利用いただきますと、 1.読み手の端末に応じてメールを送り分けることができる 2.HTMLメールとテキストメールを同時に送ることができる 3.HTML作成エディタがあり、HTMLメールを簡単に作成できる 4.HTMLメールの場合、開封率の確認やURLのクリック数を測定することができる など、メール配信システムならではの利点がございます。 いかがでしたでしょうか。 当社にも、カラフルなメールを使ってみたいというご要望はよく伺います。 見られない方がいることを承知の上で、 それでもサロンの雰囲気を伝えるような美しいメールをお届けしたい場合 ↓↓↓ 写真付きのメール(HTMLメール、デコメール) 送るメッセージの重要度が高く 確実に伝えたい場合 ↓↓↓ 文字だけメール(テキストメール) を意識して、上手に使い分けして素敵なサロンの想いを届けてください。 次回は、「心得その13:メールを送るベストなタイミング」をお届けさせていたします。 サロン・お教室流 メール配信の心得 サロネーゼの先生やご自宅教室の先生に向けた 一方的な宣伝広告やダイレクトメールではなく、 「品よくエレガントに」 そんなメールをお運びするお手伝いがしたい 『サロン流メール配信の心得』 |