【メール配信の心得】その9:実は違って見えています、メール七変化

メール配信コラム>- <これから始めるメール配信の心得 技術編

第2回 実は違って見えています、メール七変化

みなさま、HTMLメールというメールをご存知でしょうか。

HTMLメールとは、Webページでみられるような見た目を電子メールで再現できる技術です。

このメールの特徴として、字体や文字サイズ、色などを変えることができ、

画像を表示することで、「表現力を豊かに」することができます

実は、特別意識せずに、このHTMLメールを送っておられる方も多いのではないでしょうか。

例えば、Gmailをご利用の方ですと、

ボタン一つで「文字の色を変える」「画像を挿入する」といった操作ができるようになっています。

(拡大する)

文字や装飾、画像を加えることで、

・視覚的なインパクトを高める

・読みやすくなる

・写真を共有できる

など、メリットがとても多いですね。

最近は、インターネットショッピングを運営している会社からも

カラフルなメールが送られるようになりました。

エレガントお教室から、

写真付きのカラフルなメールを送りたい

というご要望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

HTMLメールは読み手によって見え方が違います

メールを美しく明瞭に仕立ててくれるHTMLメールですが、

気を付けて頂きたい点がございます。

それは、

読者によって見え方が違う ことがある

という点です。

例えば、

・ パソコン vs  スマートフォン

・ Windowsのパソコン vs  Macのパソコン

・ Gmail vs Yahoo Mail vs Outlook.com (Microsoft)

などなど で 見え方が大きく変わります。

HTMLメールを思い通りに届ける4つのポイント

上述したような、見え方の違いを最小限に抑えて、

送り手の思い通りに近い形でお届けするにはどうすれば良いのでしょうか。

ポイントは、以下の4点です。

(1) 文字の大きさは14px~20px

(2) 縦方向の長さはできるだけ短く

(3) 画像の多用は避ける (画面表示が遅くなると、読んでもらえる確率は減ります)

(4) HTMLメールは1カラムでのレイアウトを基準に考える

◆◇◆

HTMLメールは1カラムでのレイアウトを基準に考える

1カラムでのレイアウトとは何でしょうか?

こちらは、通常のメールソフトをご利用の場合は、

特に意識される必要はございませんが、

例えば弊社が提供しているような、

メール一斉配信専用のメール配信システムをご利用の場合、

複数のカラムを選択できるようになっているものが多いです。

1カラムレイアウトとは、サイドバーをもうけず、まっすぐ縦に配置するレイアウト

見た目がシンプルかつ、スマートフォンでもパソコンでも同じように見えるメリットがあります。

HTMLメールは、スマートフォンでは縮小表示されることもあるため、

2カラムや3カラムに複雑なレイアウトは、あまり現実的ではありません。

パッと見て、ある程度理解することができる、1カラムでのレイアウトをお奨めします。

テスト用のメールアドレスにテスト送信してみましょう

上記のポイントを踏まえて、メールをつくったうえで

仕上げに実施してもらいたい作業があります。

それは

テスト配信をして、見た目を確認しましょう。

ご自分が作成したメールがどのように見えているか 送る前にテストをしてみましょう。

そのときに、できましたら、

ご自分がお持ちのいくつかのメールアドレス宛にメールを送ってみることをお奨めします。

メールの読み手の方がお使いのメールソフトや機種はさまざまです。

パソコン vs スマートフォン

Windows vs Mac

Internet Explore、Chrome、Firefox などなど

そのときに、少しでも色々な種類で試してみることで

見た目を確認できる範囲が広がるからです。

また、HTMLメールの表示確認ツールというサービスも出回っております。

ご興味がございましたら、以下のサイトをご覧ください。

Email on Acid

          約70種類のメールクライアント・Webメールでの表示確認が可能。

          一週間の無料トライアル期間有り。

Litmus

          約30のメールクライアントでテスト可能。

一週間の無料トライアル期間有り

いかがでしたでしょうか。

HTMLメールは、見た目も美しく、写真も使えるので訴求力が高いと思います。

ただし、読者が見るときには、七変化してみえてしまうという側面もあります。

そのあたりの性質を理解して、HTMLメールにトライして頂ければとおもいます。

さて、次回は、

「心得その10.先生のメール、届いていません!」の防ぎ方

という、お教室でメールをご利用されるときによくあるトラブル回避策をご紹介します。

【心得その8】 読み手に負担をかけない文面を書くコツ

【心得その10】 「先生のメール、届いていません!」の防ぎ方

サロン・お教室流 メール配信の心得

サロネーゼの先生やご自宅教室の先生に向けた

一方的な宣伝広告やダイレクトメールではなく、

「品よくエレガントに」

「綴る側も読み手側も幸せになるような」

そんなメールをお運びするお手伝いがしたい